小説「亡国の聖女の罪と罰」と碧千塚子

新刊発表 特殊慰安施設 翻訳 オペラ 海外出版記念コンサート

「聖女の罪と罰」を4つのオペラアリアが綴る不思議な物語を音楽劇にして、舞台化ライブ配信をしました。2021年はまさしくコロナの真っ最中で、賑やかな群舞やコーラスを入れることは出来ませんでした。その代わりに三人の実力者によるアリアはとても素晴らしかった。
しかし、ロシアがウクライナに侵攻してから物語のお悪夢は蘇り、ヒロイン歌姫美和は日本の敗戦当時の暗部に触れることにり心身ともに更なるダメージを受ける。

TBSの「日本国内のみならず、海外でも通用する脚本家

TBSの「日本国内のみならず、海外でも通用する脚本家」の文字を7月に目にした時はまさしくそれは私へのことだと思った。

原作『亡国の聖女の罪と罰』を書いている時はいつもヨーロッパの時空と空間を自在に移動し戦乱と男性のエゴイズムに打ちのめされながらも、日本の女性としての矜持を保ち続けるヒロインの人生を描いた。

連ドラ、国を股いた華麗なロケ地。



それを脚色し、酷い夏バテで点滴を3回してTBSの9月の締め切りに間に合せた。
『亡国の聖女の罪と罰」を新刊書として出版しチラシなども作成したが、脚本を書くのに追われ配布予定のチラシはほとんど家の中にある。
SNSでの発信も村ゴンだけで、書けば泥棒に会った話や、死の予知夢などで小説のご案内はほとんどできていない。


ゲーム会社,出版社、国会議員様等から世に出しなさいと言われ応募したが、今回の募集要項に一つだけ当てはまらないことがある。
これから活躍する若い方とあるが・・・初めての応募で82歳の新人ですが。やっぱり無理か?書き終わってから気づきました。

TBSさんは募集要項にこれから活躍する若い人と何回か書いてありました。

誰が推薦してくれても82歳は、どう頑張っても若い人にはなり様がなかった。

これから小説『亡国の聖女の罪と罰」を地道に宣伝していきます。宜しくお願いします。

いつでも笑い合える友達がこの世から一人去り2人去り

いつでも笑い合える友達がこの世から一人去り2人去り、施設などに入った方とはまだ存命なのに会うこともかなわなくなる。


私の小説『亡国の聖女の罪と罰』で

元・貴族の母娘が京都から碧猪村に流れ着いた。

娘の尚子は広大な屋敷の中に一人住む碧小路聡一郎に「この屋敷は寂しいわ、私が元気な男の子を生んで差し上げるわ」と言って、初潮を迎えると聡一郎の下を訪れ、3人の女の子を産んで若くして亡くなった。

その娘・碧小路美和は美貌と美声に恵まれていたが何故何者かに呪われたように不幸だった。

須賀敦子#ミラノの霧の風景

睡眠導入剤代わりに寝る前に#ラジオ英会話を聴くことにしていた。

今年の正月に思いがけずブラジルから甥っ子の家族が来た。10歳ぐらいの男の子二人と甥っ子夫婦の会話は英語であった。私も忘れていたはずの英語で会話していた。

睡眠学習をしていたようだ。


以後、睡眠を誘うつまらない番組を選んで聞いていた。ある日須賀敦子さんの#ミラノの霧の風景の朗読があった。

第二次世界大戦中に、ミッションスクールで敵国であった英語を勉強して、そのごフランス、イタリアに渡りイタリアでイタリア男性と結婚をしたが、お相手は数年でなくなってしまった。

帰国したテレビで拝見した須賀敦子さんは端正でどことなく悲しみを纏っているように見えた。

私は自著『亡国の聖女の罪と罰」のヒロイン碧小路美和が霧に巻かれ危うく凍死する場面を書いた。

たぶん彼女は「そうよ、そうなのよ、ミラノの霧はね・・・・」と沢山の場面を挙げて、

「でも、この頃のミラノに霧は出ないのよ」と寂しげに仰るのではないかと思う。

私が描いたミラノは1940年代で彼女は197,80年代のミラノを書いているのだと思う。

お会い出来たらお聞きすることが山のようにある。



#NHKーFMオペラファンタステッカ 2

#NHKーFMオペラファンタステッカに御出演方々のエーリヒ・ヴォルフォガングヴ・コルンゴルドに対する熱量は本当に恋人か息子の話をしているようで実はね「私の小説にコルンゴルドの幼少期の話を書いていたのですよ」とは言いづらい。



「亡国の聖女の罪」第4章の4 から


演奏会の後は、いつものことでお迎えが来るまで一人ピアの前で待っているのだった。その日はピアノの下でうずくまっていた。彼の従姉が「隠れていないで出ていらっしゃい、白クマちゃん」と言うと「僕に何か用かと言った」とコルンゴルドはおませな口調に寂しさを隠して言った。

#NHKーFMオペラファンタステッカ

本日、うとうとしながらラジオを聞いていると、なんあのコルンゴルドさんのお名前が聞こえ来るでではないですか?
アメリカで映画音楽の元祖のような方ですが、実はオーストリアの悲劇のオペラの作曲者なのです。
14時から18時までの長時間の放送なのですが、アナウンサーさんやコメンテータ?さんはコルンゴルドの名前が出るだけで興奮をして、まるで親しい友人か親戚の方のようにエピソードを語るのです。どれだけ彼をリスペクトしているのか、私はうとうとしながら彼らの話の輪に入りそうになりました。
続きは次回に。