小説「亡国の聖女の罪と罰」と碧千塚子

新刊発表 特殊慰安施設 翻訳 オペラ 海外出版記念コンサート

アメリカで出版できちゃった。
豚もおだてりゃ木に登る!おだてられてもいないのに木のてっぺんまで登ってしまった。
降り方を知らないので映画化を狙ってハリウッドまで。途中で墜落も。

今年は地道に本の売り上げを伸ばす工夫をする。
大手ゲームメーカに声をかけられるが、本の売り上げが少ないのでポシャってしまった。
20世紀初頭の不穏な時代に日本とイタリア、ヨーロッパを生きたヒロイン美和の波乱の人生。
今、現代に通じる不安な時代を体験しませんか?
電子書籍の改訂版をイラストや用語説明を入れて出版する予定です。お楽しみに。

実は英語苦手です!😢

アメリカで翻訳本を出版しておいて今更言いずらいのですが、英語・苦手です。


最初の翻訳者Sさんの英語はいわば日本人の翻訳者としてのレベルですが、日本人にわかる英語訳を求めていたのでそれはそれで納得していたのですが、Sさんは全く小説の内容を理解していなかった。


彼の翻訳は例えるならばゴッホの「ヒマワリ」を花も葉も生き生きと描き替えたようなものだった。
例えば「聖女の罪と罰」の中で「亭主の汚れた前掛けを見て思い出した」と私が書いた文章はうらぶれたジェノヴァの宿の亭主表現したもので、Sさんは「亭主の真っ白なシャツに黒いエプロンを見て思い出した」と書き換えている。まるで現代のバリスターのような記述になっている。また、重要な意味合いを持つ堀と鯉を私は何回となく描写したがそれが全く描かれていなかった。Sさんには100万近くのお金を払ったのですが、没にしました。🤣


次に依頼したのはイギリス人のRichard Jesner 氏である。
彼の英文を読んでいるとまるで彼が原作者のように違和感がなく、大正時代の元・宿本陣の旧家様子がありありと描かれて、原作より奥行きが感じられて虜になった。😍
私が彼の翻訳本を勧める理由でもある。

×

非ログインユーザーとして返信する